25FS
A-10Aは、地上攻撃を目的に造られた機体の為,元々低高度での運動性は抜群である。F-16やF-15の機動も見ごたえはあるが A-10の低高度での運動性を生かしたデモンストレーションは見ごたえがあり,アメリカ本国でも多くのショーでA-10の飛行が展示される。空軍では、アメリカ大陸の東西両海岸にF-16と同様,A-10のデモ専用チームを設けてショーへの対応を行っている。大陸西海岸は、伝統あるアリゾナ州デイビスモンサンの第355戦闘航空団 (355th FW)が担当、東海岸は、2011年時点でムーディー空軍基地に移動した23rd FWフライングタイガースが担当している。但し,アジア方面ではアリゾナあたりからはるばるやって来れないので,唯一アジア展開のここオーサンの51st FWが担当するが、ACCとしての正式なチーム編成はないと思われる。(ちなみに F-16は、三沢の35thFWは正式チーム)

オーサン基地でのデモはフル装備の複数機による編隊飛行、単機による機動展示、数機による地上攻撃とフレアを使ったミサイル回避運動など多彩でである。
火器フル装備の数機のA-10Cがふんだんにフレアーをまき散らす展示飛行は圧巻である。しかし、2012年から使用されるフレアーの数が極端に少なくなってきた様だ。A-10Cは翼下にミサイルなど満載しながら、クリーンな機体と同様切れの良い機動飛行を行った。
単機でのデモフライトは、翼下に何も付けないクリーンな状態で飛行する。2700m滑走路を離陸する際は舐めるような低空でランウェイエンド近くまで引っ張り機首を大きく上げて行く。しかしA-10に限っては、パワーが有り余っているため完全武装のゴテゴテ装備でも。我々観客の前でクリーン状態と全く変わらない機動性を発揮する。
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”OS-106”のA-10Cは、2011年ショーの単機デモフライター。恐らくC型に変更されて最初の極東デモ飛行であろう。
低空での主脚を降ろした低速パス飛行。
航空ファン達がカメラを構えてこの一瞬を待っている、右からの旋回機動、翼の上がはっきり見れる。
Wings
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